【保存版】イベントカレンダーを把握して販売戦略で波に乗る!

なぜイベント販促が重要なのか?

波に乗れれば思いもよらない売上に!

ハンドメイド作品は、季節感やその時々の気分に寄り添ったアイテムが多いため、イベントの時期にはニーズが一気に高まります。

わかりやすいイベントとして、ハロウィンやクリスマスといった仮装や装飾に関連するイベントでは、季節限定のデザインや小物が注目されやすく、短期間で売上が伸びるチャンスです。
また、年度が切り替わる3〜4月には、卒業・入学を祝うギフトや新生活に向けた需要も増加し、販促活動がとても効果的なタイミングとなります。

しっかりとお客様の検索に合わせた露出ができれば、波に乗って売り上げを大きく挙げられるチャンスになります。

毎年変わる流行や動向。定番イベントにもこんな変化が!

ハロウィンは大型市場へ成長

経済産業省の調査などによれば、日本国内のハロウィン市場は2009年には約560億円だったのに対し、2019年には約1,200億円以上にまで拡大し、バレンタインの市場を超えるまでに発展したと言われています。

アクセサリー・仮装のための衣装・室内飾り・お菓子といった幅広い消費が活発になるため、ハンドメイド作家にとっても見逃せない季節イベントになりました。

バレンタインは男性へのプレゼントから友チョコ・自分チョコ市場が拡大!

かつては「女性から男性にチョコを贈る日」として定着していたバレンタインですが、近年では“友チョコ”や“自分チョコ”の需要が拡大しています。

その背景には、「多様化」「ハラスメント」といったキーワードが注目されるようになり、社内でのバレンタイン廃止の流れや、義理チョコ文化の見直しといった社会的な変化があります。
形式的なプレゼントよりも、“本当に贈りたい人”や“自分自身へのご褒美”に市場の焦点が移行しています。

さらに、コロナ禍を経て、人との関わり方やギフトの在り方が変化したことも、こうした新しいバレンタイン文化を後押ししています。

私の家庭でも、妻が2つチョコを買ってきていたので、「(1個は私にプレゼントだとして、、、)誰かにあげるの?」と聞いたら、「え?私が食べたいから買ったんだけど?」と。

雛まつり・こどもの日の飾りは、ハンドメイド市場が大盛況!

ハンドメイド市場では、雛人形や五月人形の需要が年々高まっています。

伝統的なものに代わり、小型でモダンな人形やナチュラル素材のタペストリーなど、インテリアとして楽しめる飾りを選ぶ家庭が増えています。
Creemaやminneでも木やガラス、布、陶器など多様な素材が使われ、デザインの幅も広がっています。

親から子への贈り物、姪や甥、友人家族への出産祝いなど、幅広いシーンで気軽にプレゼントとして選ばれる人気アイテムになっています。

日本の伝統行事に関連した作品は、大量生産品と差別化しやすく、海外の廉価製品が市場に入ってきにくいため、ハンドメイド作家にとっても魅力の高いジャンルです。

イベント時期は検索ボリュームが急増!SEO対策を忘れずに

イベントの1〜2ヶ月前になると、「○○ プレゼント」「○○ ギフト」「○○ 手作り」といったキーワードの検索が一気に増えてきます。
たとえばバレンタインなら、検索のピークは1月中旬から2月初めにかけて。
そのため、年末のうちに商品づくりやSNS投稿の準備を始めておくと、販促のタイミングを逃さずにすみます。

SEOを意識した商品タイトルや説明文、SNS投稿、ブログ記事などを用意することで、より多くのユーザーに見つけてもらいやすくなります。

また、同じイベントでも、毎年『流行りの色』や『デザイン』が変わるため、SNSでのリサーチを強化し、常に需要や検索ワードにアンテナを立てるようにしましょう。

年間イベントカレンダー1月~12月)

年間をお通して、イベントや関連アイテムを把握しておき、需要を先読みしていきましょう。

1月

  • お正月
  • 年賀状
  • 初詣、成人式
  • 冬物セール
  • 干支グッズ
  • 開運グッズ(ダルマ、鏡餅、水引、風水カラー)
  • 受験(”落ちない”や”必勝”ワード、合格祈願)
  • 寒さ対策(あったか小物、癒しグッズ)
  • 震災復興(防災用品)

2月

  • バレンタイン
  • 節分
  • 猫の日(2/22)
  • 受験(”落ちない”・”必勝”、合格祈願)
  • 寒さ対策(あったか小物、癒しグッズ)

3月

  • ひな祭り
  • ホワイトデー
  • 卒業・送別(文具、部活モチーフ、写真プリントアイテム、名入れ)
  • 梅・桃・桜
  • 花粉症対策(マスクケース、アロマグッズ)
  • 震災復興(防災用品)

4月

  • 入学・入園・入社
  • 新年度の準備(引越し祝い、名入れ、社会人の身だしなみアイテム、通勤通学)
  • ゴールデンウィーク(アウトドア・レジャー用品)
  • イースター(うさぎ・たまご)
  • 母の日準備(カーネーション、ギフト包装)

5月

  • こどもの日、鯉のぼり、兜
  • 母の日(花モチーフ、メッセージ付きギフト、スイーツ)
  • ゴールデンウィーク(アウトドア・レジャー用品)
  • 初夏の新作(マリンテイスト、爽やかカラー)
  • 新生活の疲れ・体調のケア
  • 紫外線予防(帽子・ストール等UVケア)
  • 家庭菜園・ガーデニング

6月

  • 梅雨(あじさい・カエル、雨グッズ)
  • おうち時間アイテム(読書グッズ、癒し小物)
  • 父の日(名入れ、お酒用品、衣服)
  • ジューンブライド(ウェディングアイテム、ペア小物)
  • 夏の先取り(浴衣に合うアクセ、うちわ)
  • 紫外線予防(帽子・ストール等UVケア)

7月

  • お中元
  • 七夕(織姫・彦星、星、天の川)
  • 音楽フェス
  • 夏休み(親子向け、自由研究、おうち時間、工作)
  • 海水浴(貝殻・イルカ・マリンモチーフ)
  • 夏祭り・花火(かんざし、アクセ、扇子、手持ち扇風機)
  • 熱中症対策(冷感素材・保冷グッズ、ボトルホルダー)
  • 夏アイテム(ビニール・PVC素材、タオル、夏カラー)
  • アクセサリー(ブレスレット・アンクレット、ネックレス)

8月

  • お盆・帰省(手土産ギフト、和雑貨)
  • 海水浴(貝殻・イルカ・マリンモチーフ)
  • 音楽フェス
  • 夏祭り・花火(かんざし、アクセ、扇子、手持ち扇風機)
  • 夏物セール
  • 新学期準備(名入れ、お弁当、文具)
  • 部活動引退(記念品、名入れ、部活動モチーフ)
  • 終戦記念・平和テーマ
  • 残暑見舞い(レターセット、ポストカード)
  • 夏アイテム(ビニール・PVC素材、タオル、夏カラー)
  • アクセサリー(ブレスレット・アンクレット、ネックレス)

9月

  • 敬老の日(お花、長寿祝い、名入れ)
  • お月見(うさぎ・団子・月モチーフ)
  • シルバーウィーク(アウトドア・レジャー用品)
  • 秋(果物、落ち葉・木の実モチーフ)
  • 防災の日(防災用品、非常持ち出しグッズ)
  • 動物愛護週間

10月

  • ハロウィン
  • 読書の秋(ブックカバー、しおり)
  • 紅葉モチーフ(赤・橙系カラー作品)
  • 運動会 ・文化祭
  • 芸術の秋(アート作品)
  • 毛玉、・編み物
  • 秋〜冬素材(ニット・ベロアなど)

11月

  • 七五三(子ども用アクセ、フォトグッズ、名入れ)
  • 勤労感謝の日
  • ブラックフライデー(セール、数量限定品)
  • 冬支度(マフラー、ニット、あったか小物)
  • クリスマス準備(ツリー・リース、インテリア)
  • 加湿

12月

  • クリスマス
  • 年末年始準備(干支アイテム・しめ縄・年賀状)
  • 開運グッズ(ダルマ・鏡餅モチーフ、水引、風水カラー)
  • 冬至(ゆず・かぼちゃ)
  • 大掃除

まとめ:戦略的にイベントを把握して“売れるタイミング”を逃さない!

季節やイベントの時期は、購買意欲の高いユーザーが集まるチャンスです。
特にギフト需要が高まる時期は、高単価の商品も売れやすく、少し強気の価格設定も検討できます。

年間を通して計画的に制作・PRを進めることで、イベントごとの波をしっかり捉えることができます。

毎月のテーマに合わせて少しずつ準備しておけば、繁忙期でも余裕を持って対応でき、安定した販売につながります。
ぜひイベントカレンダーを参考に、イベントごとに売れる仕組みを作っていきましょう。