2021年7月28日から先行出店をスタートしていた『メルカリShops(メルカリショップス)』が、10月7日に本格提供を開始しました。
7日以降から『らくらくメルカリ便』にも対応し、販売可能な商品の種類(カテゴリー)も拡大します。

本記事では、メルカリShopsを含め、改めて『無料』で利用できる販売プラットフォームサービスを比較していきます。

メルカリショップス、minne、Creema、BASE、STORES比較表

各プラットフォームの紹介

メルカリShops

  • メルカリを運営する『株式会社メルカリ』のグループ会社『株式会社ソウゾウ』が手がけるプラットフォーム
  • 月間2000万人が利用するメルカリ内で事業者として販売できる。
  • 購入後にメッセージのやりとりが可能なので、オーダー品などの対応も行いやすい。
  • 1商品に複数のバリエーション登録や在庫登録が可能
  • 他プラットフォームのようにクーポンやページ作成機能など、随時機能追加予定。
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minne ミンネ

  • GMOペパボ株式会社が運営
  • minneは手作り・クラフト雑貨などの販売・購入が楽しめる国内最大級のハンドメイドマーケット(サイトより抜粋)
  • 1000万点の商品点数
  • 国内最大規模
  • アクセス解析機能(アクセス数・作品アクセスランキング・検索されたキーワード)が利用可能
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Creema クリーマ

  • 株式会社クリーマが運営
  • ハンドメイド、手作り、クラフト作品を通販・販売できるマーケットプレイス Creema。全国の作家による手仕事のアクセサリー、雑貨、器、インテリア等をネット・アプリで直接売買できる場です。(サイトより抜粋)
  • 1270万点の出品数(2021/10/10現在)
  • 自店舗固有のクーポン発行可能(定率割引・定額割引・送料無料・購入者が次回利用可能のサンキュークーポン)
  • クリーマ内での露出を高める広告機能『作品プロモーション』
  • 海外販売(台湾や香港)も可能
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BASE ベイス

  • BASE株式会社が運営
  • ネットショップ作成が30秒で。しかも無料。ネットショップをつくるのに、もう「勉強」と「お金」は必要ありません。今までECサイトを作りたくても時間・お金・技術さまざまな理由で始められなかった、そんな全ての方の悩みを解消するサービスです。(サイトより抜粋)
  • テンプレート(無料11種類/有料多数)でサイトデザインの変更が可能
  • 無料/有料の様々なAppsにより機能のオリジナルカスタマイズが可能
  • 音楽や写真、動画などのデジタルコンテンツ販売も可能(Apps利用)
  • HTML編集が可能のため、独自のサイトデザイン編集可能(有料Apps利用)
  • 海外販売も可能(Apps利用)
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STORES ストアーズ

  • ヘイ株式会社が運営
  • STORES(ストアーズ)は初心者でもかんたんに始められるサービスを幅広く提供しています。ネットショップ開設から、予約システムの導入、お店のキャッシュレス化、POSレジの導入まで専門スタッフがあなたのお商売をサポートします。(サイトより抜粋)
  • 48種類の無料テンプレートによりサイトデザインの変更が可能
  • 上位プランのスタンダードプラン(2,178円/月)有り。決済手数料が割引、アクセス解析、その他スタンダードプランのみ利用可能機能有り
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利用料

利用料は全て無料です。STORES/BASEの有料Apps(アプリ)や、STORESの上位プラン『ベーシックプラン:月額1980円(税抜)』などもありますが、売り上げが上がる前から課金する必要はありません。

販売(決済)手数料・振込手数料

新サービスの『メルカリShops』の販売手数料はメルカリと同じ10%ですが、2021年12月31日までの期間限定で販売手数料無料になります。

minneやCreema、メルカリShopsは、楽天ショップやyahoo!ストア、Amazonと同じように、いわゆる『モール型』に分類されます。
ショッピングモールに店舗を構えるようなものなので、始めから集客が見込めるので、より初心者向きと言えますが、その分手数料も割高です。

Creemaは売上金によって振り込み手数料が変わってきますが、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座を持っていると、かなり安く済ませることができます。

BASEやSTORESは『自社EC』『独自ネットショップ』と言われ、独立した単一のショップを構築し、運用していきます。単一店舗なので集客も自力で努力する必要がありますが、手数料はモール型よりも安めです。

振り込みサイクル・振り込み条件

それぞれのプラットフォームごとに振り込みのサイクルと振込条件は異なります。

毎月自動で振込まれる場合だと、売り上げが少なくても振込手数料が引かれるのが気になってきます。
反対に、ユーザーの任意で振込申請を行う場合も、申請をした月の月末ではなく、翌月末の振込になるので、長いと2ヶ月弱振込が行われないことになります。

しっかり売り上げを立てられるように販売していけば、プラットフォームによる違いはさほど気になりません。

結局おすすめはどのプラットフォーム?

正直全部のプラットフォームでショップを作ってみるのがオススメ。
と言うのも、モール型の場合は、アプリの利用ユーザー層が若干それぞれズレていたりします。自分の商品がどの客層に好評なのかは、実際に販売してみないとわかりません。
予想を裏切られることも多くあります。

私がターゲットとして『おじさん(といっても30~40代)向け』に作っていた革小物を、イベント出店時に17歳の女子高校生に購入してもらった時に、驚愕と共に猛省して、とにかく答えは『自分の頭の中に無い、マーケットにこそ答えはあるんだ』と思い悩んだり考えたりする前に、すぐ行動するように心掛けるようになった出来事がありました。

もちろんただ行動するのではなく、ある程度の仮定と検証を踏まえながら行動してます。
メルカリShopsも登録申請して、現在認可待ちなので、出店できるようになったら記事にしてみようと思います。